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2018.10.3
子どもの発達を助ける遊びと生活
暑い夏が去り、水遊びから秋の遊びへと変わっていっていますが、雨の日が多く室内での遊びが多くなってしまった9月です。
0歳児ほしぐみ
ほしぐみは6名中4名が歩けるようになり行動範囲が広がり、探索活動も活発になってきました。主体的に動いていろいろな遊びを楽しんでいる姿が見られます。段ボールに布を貼った箱が好きで、おもちゃを入れて押したり、中に入って休息したり、出たり入ったりと全身を使って遊んでいます。箱に入ったり出たりすることは、重心を移動させる練習になり、重心を移動することで平衡感覚や空間認識力が育ちます。遊びながらたくさんのことを学んでいる子どもたちです。
(食事)中崎町かいせい保育園では、子どもの発達に合わせて1対1で抱っこして食べる、1対1で椅子に座って食べる、1対3で食べる、1対4,1対6と、段階に応じて食事を進めています。0歳児クラスでは、歩行が安定し体幹がしっかりするまでは、保育士が抱っこして食べさせていますが、だんだんと一人で椅子に座って食べるようになっています。自分で食べたいという意欲を尊重し難しいところを保育士が援助するようにしています。自分で食べたという満足感を味わってほしいと思っています。
1歳児つきぐみ
暑い夏が続き、戸外に出られなかったり、雨や台風があったりで、お散歩に行けなかった9月ですが、晴れ間には園庭に出て遊び、雨の日は室内で全身を動かすような遊びをしています。好奇心がいっぱいの子どもたちは、「してみよう」と思うこともたくさん増えてきました。遊び方にも成長を感じるようになりました。
(着脱)毎日決まった保育士が育児を担当していることで、保育士がしていることに協力しようとしたり、自分でやってみようとする姿が多くなってきました。いつも同じ手順でしていることで、手順がわかり”自分でしてみたい”という気持ちが少しずつ芽生えてきています。「自分で!」の気持ちを大事にし、励ましたり一緒にしたり、できた時には喜び合ったりと自分でできることの喜びを味わせて行きたいと思っています.
2歳児たいようぐみ
雨が多いのですが、晴れ間に散歩にも出かけています。体力が随分ついてきたこともあり、商店街の中を歩く機会も増えてきました。商店街に行くには大きな道路の交差点を渡らなくてはなりません。「青はわたるよ」「赤はとまるよ」「青色がぱかぱかしたら(点滅)もうすぐ赤になるからとまろうね」と信号の色を知らせたり、「右見て、左見て、右見て」と渡り方を保育士と一緒に確認しながら散歩を楽しんでいます。また、商店街にはいろいろなお店があり、看板を熱心に見ていた子どもたち。帰ってくるとお部屋の中で早速、蕎麦屋の看板にあった、おそばを作って再現遊びを楽しんでいる姿がありました。
幼児クラス そらぐみ だいちぐみ
幼児クラスではみんなで考えてごっこ遊びを楽しんでもらいたいという思いから、クラスごとに今関心があることをテーマに遊びをみんなで作っていっています。
そらぐみは、保育園での夕涼み会や近隣で行われている様々なお祭りに家族と行き、経験したことを保育園でお話をしてくれました。「かき氷を食べたよ」「りんごあめも食べた」「盆踊りをしたよ」等、経験した内容は様々なので、みんなで話し合いながらお祭りをテーマにそらぐみのお祭りごっこが始まりました。「どんなお祭りにしようか?」「必要な道具はどうしようか?」と話し合いながら設計図を描いたり素材を選んだり等、イメージを広げながら子どもたちで作っていき、売り手と買い手、お祭りのルール等も4,5歳児が中心となって進めていきました。実行委員がアナウンスすると盆踊りや打ち上げ花火などもあり、お祭りごっこを楽しんでいます。
だいちぐみは、電車が好きな子も多く、電車で登園している子もいて電車を身近に感じているいることもあり、近くの駅にみんなで見学に行き、改札口の様子や券売機で切符を買う様子等を見て、きました。みんなで電車ごっこをするには何が必要か等、話し合いながら券売機や切符等を作ったり、椅子を並べて電車の車内を作り、遊び方のルールを確認しあって電車ごっこを楽しんでいます。また、遊んでいるうちに、運転手や車掌さんの服装や修理する係等にも話が広がり、それぞれの役の服を着て帽子をかぶり役の道具を持って点検や工事等も役になりきって電車ごっこを楽しんでいました。